モバイル&ワイヤレスブロードバンドでインターネットへ
Raspberry Pi 4 Model B / 4GB の Raspbian へ Android スマフォのアプリから Wi-Fi で SSH と VNC 接続します。
SSH クライアントの Android アプリには、 JuiceSSH (Pro)、VNC クライアントには、bVNC Pro を利用しました。どちらもわたしが VPS に接続するのに利用しているアプリです。
さて、Raspbian では、SSH サーバー、VNC サーバーを簡単に起動できます。
なお、今回は、個人のローカル無線 LAN 環境で接続を試します。インターネットを通して接続する場合や複数の人で使用する場合は、さらにセキュリティ設定を加える必要があることに留意してください。
Raspbian と Android それぞれに 無線 LAN の設定をします。Raspbian は、スクリーン右上の Wi-Fi マークをクリックしてアクセスポイントを設定します。また、VNC を有効にすると、同じくスクリーン右上には VNC マークも表示されます。
Raspbian の IP アドレスは、デフォルトでは、DHCP により、動的に割り当てを受けています。これは、無線 LAN に接続するたびに IP アドレスが変わる可能性があるということになります。そうすると、クライアント側ではそのたびに接続先を設定し直さなければならなくなります。そこで、手っ取り早い方法と思われる固定ローカル IP アドレスを Raspbian に設定します。/etc/dhcpcd.conf に設定を追加します。以下は、設定例です。
interface wlan0
static ip_address=192.168.2.101/24
static routers=192.168.2.1
static domain_name_servers=192.168.2.1
Raspbian のスクリーン右上の VNC マークをクリックすると、VNC 接続するための情報が表示されます。
VNC パスワードを設定します。
Android アプリの bVNC Pro での設定例です。
Android アプリの JuiceSSH (Pro) での設定例です。
ちなみに、今回の記事の Raspbian のスクリーンショットは、Android アプリの bVNC Pro から接続して、Android スマフォのスクリーンショット機能で撮った画像を切り取ったものです。