1982年からの転機
まだ、子供の頃のことです。
ちょうど、FM エアチェックでお気に入りの歌謡曲などをカセットテープに録りためるのを楽しんでいた頃だったのですが、1982年10月に CD プレーヤーが発売されました。
これ以降、友達の家庭の多くで CD プレーヤーが買われていました。いわゆるアナログ派だったわたしにとって、ショックでした。
いま思うと、新製品や最新技術に関して感度の高い友人が多かったように思います。
このころは、「ラジオの製作」という雑誌を購読していました。ラジオ好きの延長でした。そして、1981年から別冊付録「マイコンBASICマガジン」という冊子がつくようになりました。プログラミングが中心の内容でしたが、子供ながらでも、デジタルとコンピュータの相性の良さには気づかされていました。
そのほかにテレビゲームなど関連することはいくつかありましたが、このようなことがあって、デジタル から コンピュータ入門へ = プログラミングという進路も思い描くようになったように思います。
ちなみに、基本的にはアナログ派&文系的であったようなので、ギャップとその中途半端さを感じることはしばしばあったようにも思います。
さて、最近あらためて知ったことなのですが、インターネットの前身といわれている ARPANET は、1983年に TCP/IP に切り替えられたとされています。
子供の頃にこのような TCP/IP の情報を知るはずもなく、わたしが TCP/IP を知ったのはそれから約 10 年後のことでした。それは、コンピュータ から ネットワーク入門へ = LAN &サーバー構築でした。
そんなわたしも、ここ 10 年はインターネットばかり利用するようになっています。つまり、ネットワーク から インターネット入門へ = ウェブという時期です。
自分史的にみると、1982年前後はわたしの進路・生活などに強い影響を及ぼす出来事がいくつもあったのだなと懐かしんでいます。
出来事の受け止め方もいろいろあると思いますが、これらは、わたしだけでなく多くの方にもいえるかもしれません。
なお、インターネットに関しては、IPv4 アドレス枯渇、IPv6 インターネットといったようなことも話題にもなっています。インターネットの話題は豊富にあり、このことばかりでもないのですが、転機のひとつとして受け止めています。